月夜見 
残夏のころ」その後 編

    “GWを前にして”


     2



シャンクスさんの青写真はこうだった。
GWに何と間近で開店のにぎわいを見せて下さる新店があるという。
レッドクリフの品揃えは、
あくまでも日常の生活に即した生鮮ものやら食品が主であり、
休みの日にまとめ買いをという客層が
ドッと来るよなタイプのスーパーではない。
それはそれで構いはしなかったけれど、

  雑貨や家具や日用品の新店のオープン。
  レッドクリフとは、品揃え的に かぶっちゃいない。

  ということは?

ついでのお客が流れて来る忙しさは見えており。
だがだが、パートやバイトはのんびりしたもの、
せっかくのGWだもの休みますよというお人も少なくはなくて。
ちい しまった、
品揃えも客の動員見込みも、ついでにお天気も最良だってのに、
肝心の戦力が不安だどうしようと、
それらの分析をまとめたバインダー、
忌々しげにボールペンの先でトントンとつついていたところ。
社長室の窓から、裏の駐車場が見下ろせて。
彼の高校は 今日は休みか、それとも短縮授業態勢か、
昼前だというに、軽トラで乗り付けた剣豪青年が目に止まり。

  とんとんとん、

確か、レイリーさんトコで
時々 揚げ菓子の担当してると訊いちゃあいるから、
器用さには問題ないんだが。

  とんとんとん、

腕っ節も落ち着きも、
頼もしいっちゃ頼もしいんだが、
応用力では今いちなんだよな、あの兄ちゃんは。

  とんとんとん、

出店の売り子は愛想も命だし。

  とんとんと…。

愛想………。

  とんとん・ととんとん

いるじゃねぇか、愛想の塊がよ。(にやり☆)



     ◇◇◇


まだ打診しちゃあいなかったが、
遊び盛りだ、GWは休みたいと言い出さないとも限らぬ甥っ子。
そっちもそっちで、
客あしらいという戦力としてキープしたかった主戦力なだけに、
どうやって釣り上げるべぇかと思案していたところ。
そんな二人を抱き合わせでゲット出来そうだと、

 ………まあ、この場合は
 特段の才覚なんてなくとも思いつくってもんでして。



 「ゾロの揚げたドーナツ、美味かったぞvv」
 「そうっすか?」
 「おうっ♪」

そりゃあ嬉しそうなお顔になって後片付けを手伝ってくれた、
実際年齢は2つほど下だが、
学齢と この職場でのキャリアは上ということで、
格上扱いになっている、小さいけれどお元気な“先輩”さん。
愛嬌があって朗らかで、だがだがこれでも柔道では達人だそうで。
それほど“堅物”なつもりはなかったが、
恐持てな風貌が取っ付きにくいか、あまり人が寄らぬ性分だった自分へ、
周囲からも人気のあるお人が、恐れもなくの屈託なく接してくださるのが、
何ともほわりと嬉しいような。
ただ単に“別け隔てなく”の範疇だろと、
自惚れるもんじゃないと思うようにしてみたものの、

 気がつけば姿を探していたり
 声が聞こえると、思わずお顔がほころんでいたり
 同じ職場のおじさんたちが話題に上らせると、
 ついつい耳をそばだてていたり。

そんなこんなで、これまでになく気になるお人。
どういう相性なのか、
向こうからも“おーい♪”と駆け寄ってくれるの、
このごろでは常となっていたのが、どう受け取られたものなやら。
店長さんからの依頼(?)で、
GWは特別なお務めを割り振られることとなったゾロだと聞くと、

 『よっし。じゃあ俺もGWは売り子やんぞ!』
 『……………え?』

一緒のポジションで俺もやるやると、
何か楽しいアトラクションみたいに言い出した坊っちゃんで。

 『おお、そりゃあいいな。』
 『そうだな。』
 『うんうんvv』

 甘いもの屋だし、
 お勘定担当は女子を当てようかなんて思ってたんだが。

 愛嬌だったらルフィの方が適役でしょう。

 お勘定はむしろゾロにやらせた方がいいっすよ?
 あいつ引き算が苦手だから。

最後の一言は実の兄からで、
容赦ない言われようへ“何だとーっ”と拳を振り上げた後、

 『文句なんか言わせねぇくらい、
  いっぱい売り上げてやるサ。なあ、ゾロ?』

怒らせた内容とは筋違いな気もする言いようだったのは、
その場にいた、彼以外の全員が気づいたことだったれど。

 『…おおっす。』

まだちょっと幼さが残ってのことか、
柔らかい手がポンと肩へ載せられたのがスイッチだったかのように。
是と頷いていた、ちょいと感情の薄い剣豪青年の様子へ。
十分廉直そうな戸惑いぶりも含めてのこと、
よしよしという種類の苦笑つきで、
二人掛かりの“売り言葉”と見なした大人の皆様。

 『よっし、じゃあGWの間の特別ブースは任せたからな。』

実はまだ決定事項ではなかったらしいの、
これをもって“決まり”とされたようであり。


   ………大人って。(大苦笑)


そんなこんなで、2週間後の予定も早々と決まってしまったお二人だったが、

 「けど、いいんすか?」
 「? 何がだ?」

ドーナツを揚げる手際も大したもんだし、
材料となる生地のほうは、
実はそれこそ“銀嶺庵”に用立ててもらったものだそうで。
当日となる10日間、
まさかに丸まる1日中二人きりであたれという訳でもなかろう、

 「休憩交替くらいはしてくれるんじゃね?」

それこそ立て込んで来たりしたなら、
二人じゃあ捌けないかも知れんしなと、
繁盛結構と言いたげな、プラス思考も相変わらず。
大きく破顔し、からからとご陽気に笑っている先輩さんなので、

 “…まあいっか。”

所属している柔道部の練習とか、
それより何よりせっかくの連休に遊びには行かないのかとか、
彼自身の予定と がちんこはしないかを案じたゾロだったらしいのだが。
そうじゃなくて…と、重ねて確認する気になれなんだのは、

 “……あれ? 何でだろ。”

 おいおい、おいおい。(う〜ん)

他でもない自分の反応へ“あれれぇ”と小首を傾げた彼だったが、
もしもここに居合わせたお人があったなら、
しかも話の流れをちゃんと把握していた人だったなら、
あれれぇ?の直前、
仄かにお口がほころんでいたのも見逃さなかったに違いなく。

 「ゾロは今日はもう上がりなんか?」

 「え? ああいえ、
  搬送用のバッカンを
  ○○さんトコと◇◇さんトコと▲▲さんトコへ
  戻しに行かなきゃならんのですが。」

商品納入を契約している農家さんに
搬送しやすいようにと使っていただいてる、
再利用可能の頑丈なプラスチックケースがあって。

 「そか。トラックは此処へ返しに来んだよな?」
 「はい。」

その辺りの段取りや何やは、
何時間掛かるかも含めて、もはやお互いに承知なので。

 「俺は、引き継ぎのバイトの数次第なんで、
  上がる時間は判んねぇけど。
  夕方休憩は1番手にして貰えっから、
  そん時に ちょこっとな?」

にししと微笑って省略したは
“なんか喋ろうぜ”という程度のお誘いだったが。
それだとて、これが男女のバイト同士だったなら、

  あれ? それってもしかして?
  何なに、この子たちったら隅に置けないねぇvv

そんな空気を醸していること、
周囲もすぐさま察したかも知れなくて。

 「男の子同士じゃあ そういうんじゃなかろうよ。」

 「何 言ってるんだい、須藤さん。」
 「そうよぉ。
  今時は男の子同士とか女の子同士でも
  カレ氏やカノ女級で仲がいいのがアリっていうよ?」
 「びいえるって言うんだよ?」
 「言っとくけど、PL学園じゃないからね。」
 「新しいヨーグルトでもないからね。」
 「あと、鳥インフルや、
  中国から飛んで来る細かい煤煙でもないからね。」

前にも使ったな、このネタは。(苦笑)
ちなみに、女の子同士もGLとか呼ぶそうで。
……このお部屋では縁がなさそなジャンルだよな。


  じゃあなくて。


おやおや良い雰囲気じゃないかと、
その睦まじさを微笑ましくも見守って下さってる層も有りというから、
結構 寛大というか、懐ろの深い職場でもある模様。
ロッカールームで制服から私服のシャツとGパン、
店舗担当のユニフォーム代わりのエプロンという
軽快ないで立ちとなった小っさい先輩さん。
担当の青菜のコーナーがあるオープンスペースまでを、
バッカンのお届けへはいつ出掛けてもいいらしい
大っきい後輩くんと一緒に出向いてみれば、

 「…あれ?」

今の時期、陽が照ってる間は
幌がけの出入口を開放してもいるオープンスペース。
そんな売り場の一角に、
ひょろりと上背のある人物が立っている背中が見えた。
肩の厚みや袖をまくった腕やらから察するに、
どっちかといや痩躯だが。
濃い色のテイラードシャツを着こなす背中は、
なかなかしゃんとしていて決まっており。
紙巻きだろう煙草を吸っているようで、
指先に細い紫煙が添うた手を挙げたり降ろしたりしては、
棚や平台に並んだ青菜やエンドウ類を
バイトの子に持ち上げさせて検分中らしい。
ホントは店内は全面禁煙なんだけど、
このスペースは半分外も同然なので、と。
あまり堅いことは言わないのが暗黙の了解。
でもなぁ、男の人といや、
郊外にお店を構えたレストランのオーナーさんとかも来るけれど。
そういう人は、舌と鼻が大事だからって
煙草は吸わない人ばっかなのになぁと。
おややぁと小首を傾げながら見やっておれば。
自分への注視という視線の接近が向こうさんへも伝わったものか、

 「??」

何だ何だ?という気軽さで、ひょいっと振り向いて来た男性へ、

 「あっ。サンジじゃんかっ!」

振り返ったことで見えた風貌も、
物慣れた表情といい、顎にお髭がちょろりとあったりする辺りといい、
やはりやはり明らかに年上だろうお相手なのに。
無遠慮にもビシィッと指差ししたルフィ坊ちゃんで。
とはいえ、名指しでの声掛けであったことと、それから、

 「お。何だお前、来んの遅いぞ。」

叔父さんから聞いてて、
お前もバイトしてるって話だったからわざわざ運んだってのによと。
向こうさんは奇遇なんかではなく、
ここで会えると判っていてのご訪問だったらしいお言いよう。
自毛か染めたか、明るい金の髪をさらりと流しておいでで、
前髪をごそりと降ろしての、
お顔が半分も隠れているのは邪魔じゃあないものか。
他の売り場で既に買い求めたものだろう、
クラフト紙の袋に入った柑橘類を抱えておいでで。
小さくはない男の手で底を危なげなく支え持つ、
そんな姿が妙に決まっておいでのお兄さん。

 「あ、ゾロ。こいつはな、俺の従兄弟でサンジってんだ。
  エースと同い年でな、調理士のガッコに行ってたんだけど。
  ………あれ? そこはもう卒業したよな?」

 「まぁな。」

お前 この何年か、あんまり爺ちゃんトコ来ねぇだろ。
だから情報が曖昧なんだよと、肉づきの薄い口許をひん曲げてから、

 「えと、あんたがゾロって友達か?」

続いてちろりとこちらへも視線が飛んで来たのへ、
さて どう対したものか。
初見なのだし、まずは無難で済ますべく
“ですます”に終始して収めるところだと、
さしもの剣豪さんも それこそ無難に口を開き掛かったものの、

 「……ふ〜ん?」

よくよく見れば、
髪の色が突飛なのに合わせてか、双眸も水色という変わりよう。
洒落者なのか、いやいや実は親御が外国の人かも知れぬと思わせた
その玻璃玉のような眸で。

  しぃっかりと数十秒ほどかけて、
  こちらの顔やら頭やら、
  体つきやら物腰やら、
  上下左右と見回した相手であり。

 「…何すか?」
 「いや、失敬。」

不躾は血統だとでも言いたいか、と思いきや、

 「こいつがな、
  これまではカノ女の話とかしても
  特に沸きも沈みもしねぇで全然無反応だったもんが、
  このところ、ちょっとばかり変わって来ててよ。」

 「??」

いかにも楽しそうに にまにまと笑うと、

 「こっちの進展話へ わーっvvて自分ごとみてぇに反応したり、
  そうだよなそういうのって“脈あり”ってんだよななんて、
  惚気への反応なんての見せるようになったりしてよ。」

 「わ、な、何 言い出すかな、サンジっ。////////」

自分への話、しかもなんだか恥ずかしい内容だったのでと、
止めたいのだろう“やめろよぉ//////”としがみついて来たの、
身長差もあってのこと、少しあごを引いての見下ろすと、

 「冷やかしてよじれても何だから、これ以上は止めとくさ。」

こそりと言っての、その後へ、

 「実は俺、向こうの家具屋の1階のカフェを任されてね。」
 「え?」

これは普通に声を張ってのお言葉であり。
向こうの家具屋ということは、

 「あのでっかいお持ち帰り家具の店のか?」
 「何だそりゃ、そういう呼ばれ方してんのかよ。」

あんまりイケてねぇのなと、しょっぱそうな苦笑を見せてから、

 「イートインってほど何でも置いてるんじゃないが、
  コーヒーとかスムージーとか、
  パニーニとかエッグ・ベネディクトとかくらいは出せる規模のでな。」

何だ そのエッグべねでーとってと、小首を傾げた小さな従弟へ、

 「ポーチド、いやいや、
  温泉玉子とかベーコンとか載っけた
  イングリッシュマフィンの こったよ。」

小林聡美さんがCMでいろいろ紹介してただろ?
あ、あれかぁ…と。
厳密に言えば微妙に違うのだろうが、
あんな感じだという雰囲気を
的確に伝えてしまえるところがおサスガの、
どうやら調理関係のお人であるらしく。

 「シャンクスがな、
  だったら素材はウチで仕入れなって言っててよ。」

そかと、そこは納得したか、
この時期の野菜と言ったら、
何と言ってもタケノコにナノハナ、
スナップエンドウ、グリーンアスパラ。
ソラマメも出始めているし、キヌサヤも旬じゃなかったか。
新のキャベツにタマネギに。
ジャガイモも 今出てるのって新物だっけ?
果物だと露地もののイチゴや、あと甘夏とかかな。
ビワもそろそろ出回るかな?というところか…と。
すらすらお薦めが出て来るルフィさんなのへ、
おお、さすがだと和んだような眼差しとなったサンジさんだったが。

 「言っとくが、
  ややこしい外国の野菜はあんま置いてねぇからな。」

 「うん。それは判ってるし、俺も使う気はねぇさ。」

くくっと短く笑ってから、

 「品揃えも見せてもらってたが、十分上等だ。」

開店はまだ先だが、試作品は来週からでも作り始めるから、
あらためて寄せてもらうなと。
しがみついたまんまの年下のお従弟くんの、
まとまりの悪い髪、よしよしと掻き混ぜてやり。

 “いやいや、
  お子ちゃまな こいつにも
  意中の相手がやっとこ出来たようだと思って来てみれば。”

自分へ寄越されるのが何か含みのありそうな視線だと、
柄にもなく、敏感に感じ取りでもしたものか。
やや怪訝そうなお顔になりかかっている
雄々しい短髪の高校生くんを のほのほと見やった新顔のお兄さん。
ではなと軽快に、敬礼っぽく片手を振って見せ、
その場からすたすた歩み去ってく雰囲気もなかなかに決まっており。

 「いやぁ。何だい何だい、あのカッコいいお兄さんはvv」
 「ルフィちゃんの親戚みたいだよ?」
 「え? 俺、店長の親戚って聞きましたが。」
 「あほ。一緒だ、それ。」

さわさわさわっというあくまで静かなトーンのそれながら、
間違いなく彼への評として周囲に沸き起こった、
やや黄色っぽい囁きのお声も何のその。

 「何だよ、もうっ。////////」

サンジは昔っから妙にすけべえなトコがあっからさ、
少しでも仲が良いんだって言い方すると
す〜ぐにああやって色眼鏡で見んだよなと。
誰への何の言い訳か、
ごにょごにょとぶうたれておいでの先輩さんなのに、
果たして気づいているやらいないやら…。

 “〜〜〜〜っと、あれ?”

その雄々しい胸元辺りがごしょごしょと、
何かしら もぞついてるのに気づいたゾロくんであり。
何でだ、何だこれと、自分のその辺りを見下ろしてから、
再び上げた視線の先、
もしゃりと掻き回されたせいだろう、
何とか畳んでいたらしき寝癖が派手に飛び出してる
小っさい先輩さんの頭を見、

 “え〜っと。”

いやいや、そんなのおかしいってと、
自分の感情を地均しするのも兼ねてたか。
胸元を手のひらでとんとんと押さえたその次、
その大きい手で もしゃりとばかり、
やっぱり先輩さんの髪を掻き混ぜてしまった彼であり。

 「え? ええ?////////」

不意な温みと大きい感触と。
今日は3度も他人の手のひらにいじられたのだが、
そしてそのどれもが、
自分よりもしっかと大人の手だったところまで、
大して差のない扱いだったはずなのにね。

 「あややぁ。/////////」
 「あ、すいません。」

何か子供扱いでしたか?
うっと、いやあの、
そんなことも無いかもどうかな…なんちゃって。
向かい合ったまま 微妙に含羞み合ってる高校生男子のお二人なのへ。

 “まだタッチ交替して無いんですが。”

ここまでの担当だった早番のバイトお仲間くんが
身の置きどころに困ったような顔になりつつ。
もうすっかり整えてある棚の上、
何度目なんだか、商品を持ったり置いたりを続けておいでだった。
そこだけがやや残念だった、
とある四月の、いいお日和な昼下がりだったそうでございます。





   〜どさくさ・どっとはらい〜  2013.04.15.〜04.16.


  *何のこっちゃな〆めですいません。
   ご当人さんたちにも
   いくら何でもそろそろ自覚してもらわんとと思いつつ、
   新しいキャラの投入でございます。
   エースさんでは身内過ぎて、
   背中を押すのも邪魔するにしても
   書く方に遠慮が挟まっちゃうので、(何やそれ)
   ここはちょいと距離を置きやすいスタンスの人という存在を。

   ……つか、そういや出ていただいて無かったねと
   今頃 気がついたおばさんです。
   だって当初はシリーズ化するとは思わんかったしね。


  *ちなみに、
   サンジさんの働くカフェのある輸入家具センターは、
   某“IK●A”じゃなくて
   “KOIYA”じゃあいかんですかね?

   「関西のおばちゃんたちは
    ついつい“イケヤ”って発音しちゃうんだよね、あれ。」

   「それを逆パクって“コイヤ”か。」

   こらこら、伏せ字にした意味がないぞ。(爆)


ご感想はこちらvv めーるふぉーむvv

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